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就労移行支援を2025年6月1日からスタートいたしました。
ブエンカミーノを立ち上げて、ずっと制度事業を持たずに15年間活動してきました。
この6月、所在地が災害警戒区域であり、制度事業が出来ない決まりなのでもう一つ法人を作って、少し町に出たところに物件を借り、一般社団法人プエルトを立ち上げます。
ブエンカミーノは2011年から若者自立支援として、共同生活、ジョブトレーニング。農業と屋台事業を続け、ワークキャンプなどしてきました。
コロナ禍を経て、少しずつ考え方を改め孤立予防に本腰を入れ始め、ゆるく長い付き合いが孤立の予防に繋がると確信して、共同生活ではなくシェアハウスにして短期間でも長期間でも二重生活でもOKにして、ジョブトレーニングではなくて、一緒に農業しよう!一緒に居場所事業やってみよう!に変化して行きました。
福祉の隙間に落ちた、もしくは福祉の世話になりたくない若者と共に。
と思っていたが、それ以前の問題で、仕事がつらい、自分のことなんて話せない、休職、求職、学校に居場所がない、日々追われ続け、自分が苦しいのか悲しいのか、実は限界はとうに超えてたのに自分をごまかすしかなく、そんな自分の感情に目を向けれず立ち止まることも出来なかったなど、出会った若者たちの心と体は涙でいっぱいでした。
また、彼らが「支援臭」のする場所に行きたくないってのもよく理解できます。
彼らの敏感な嗅覚が「この人支援してるつもりで、もろ支配してんじゃん」や、社会と逸脱している微妙な雰囲気などに違和感を感じ、すぐ見抜くんだと分かりました。
色々思いを巡らし、制度事業を使わずやっていきたい。
そんな感じに思ってました。
しかし、ここに来る若者たちの半分位は制度事業に当てはまることが多く、彼らに工賃を出しながら活動する事は、前は何とかなったのですが、現在スタッフが12人になって、自営では何とかならなくなってきました。
ブエンカミーノとしては、ここは通り過ぎるところであり彼らが整ったら社会に出るということ。
船と港でいうと、若者たちが船で、ブエンカミーノが港。
港で船を修理したり、給油したり、休んだり、次の目的地を決めたり、航海のノウハウを学んだり、よりよい港を教えてもらったり、英気を蓄え、なんかあったらまた戻って来ればいいや。って感じ。
また、港を増やす事で、港を経由すると大航海に出港出来る。
だから色々な港に行くように応援してきました。
そんな感じで、とにかくひたすら私がやって来たことは、
※彼らの言語化できない感情を一緒に言語化して浄化していくこと。
※自己肯定感の高い私が私にかけたキッツい言葉と優しい言葉を、場面に応じて彼らに浴びせまくること。
※一緒に汗を流し仲間としての感覚をお互いが感じられるように。
※彼らが自分に課したハードルを下げること。
※来たい時に来て、泊まりたかったら泊まり、帰りたかったら帰って、またいつでも来れるように。
※そしてゆるく長く繋がること。
これを主にやって来たと思う。そして手応えも感じてました。
また、うちのスタッフの方たちも本当ゆるく、優しくて一緒に制度事業を始めたいと思えました。
それにこの事業を始めると、もっと沢山の若者達に出会えると思いました。
そんな感じで、ブエンカミーノの活動は農業、弁当製造、カフェ、地域交流事業、居場所事業、フリースクールをやっているので、就労移行支援はこの活動に入ってもらって、工賃を受け取りながら実践を通して本人が手ごたえを感じられるように、社会に出る不安や自分へのハードルが下げれるように、いつでも戻れるように、ゆるく長く繋がるように、その中で彼らが自分の幸福を追求していけるように。新しい一般社団法人プエルト(港)就労移行支援ジョブカミーノを立ち上げます。
シェアハウスもあるので、遠くからでも大丈夫です。
もし本人でも知り合いでも興味ある方はブエンカミーノにお問い合わせください。
私は人との出会いによって、自分の人生の息を吹返した実感があります。新しい深呼吸を覚えた実感があります。その時気づかなくても、後々この出会いが大きかったと気づいて今の私がここの居る為に出会い、導かれて来たと実感してます。
振り返ると私の人生は不思議なほど、何故か奇跡のように人に恵まれて来ました。
若者たちにもこのような奇跡が訪れる事を願ってます。
この港(プエルト)から良い旅路を(ブエンカミーノ)応援しつづけます!
特定非営利活動法人ブエンカミーノ
一般社団法人プエルト
代表 吉川 望
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電話相談も受けております TEL082-578-6248
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